北天佑の家族に再び角界との強い縁が巡ってきたのは2026年のことでした。同年8月に次女・有希奈さんと婚約を発表し、11月に正式に結婚したお相手が、当時大関として角界のトップを走っていた貴景勝光信(現・年寄湊川)です。
この婚姻には、相撲ファンの胸を熱くする運命的なエピソードが存在します。貴景勝の父・佐藤一哉氏は熱烈な北天佑ファンであり、貴景勝自身も幼少期から北天佑の取組ビデオを何度も見返して押し相撲や体幹の強さを学んでいたという背景がありました。
テレビ番組の企画で共演したことをきっかけに出会った2人は、互いの誠実な人柄に惹かれ合い交際へと発展。貴景勝は有希奈さんとの婚約会見の際、「一緒にいてリラックスできる存在。相撲に集中できる環境を支えてくれる」と語り、有希奈さんもまた、厳しい勝負の世界に身を置く夫を全身全霊で支える決意を示しました。昭和の大大関の娘と令和の大関が結ばれるという巡り合わせは、角界におけるまさに奇跡のドラマとなりました。