フルマラソンと並んで人気の高い種目がハーフマラソンです。その距離はフルマラソンの厳密な半分である21.0975kmに設定されています。
距離はちょうど2分の1ですが、ランナーの身体にかかる肉体的・内臓的負荷は「フルの半分」にとどまりません。その決定的な違いは体内エネルギーの枯渇(グリコーゲンの消耗)にあります。
ランニングにおける消費カロリーの簡易計算式は「体重(kg) × 走行距離(km)」で算出されます。
- 体重60kgの人がハーフマラソン(約21.1km)を走った場合:約1,260kcal
- 体重60kgの人がフルマラソン(42.195km)を走った場合:約2,530kcal
人間の体内に蓄えられる糖質エネルギー(グリコーゲン)は約1,500〜2,000kcal分とされています。ハーフマラソンであれば事前の食事補給だけで最後まで走り切れますが、フルマラソンでは約30km地点で糖質が完全に底をつきます。そのため、走っている最中にエナジージェルやスポーツドリンクから炭水化物を適切に補給しなければ、強烈なエネルギー切れ(ハンガーノック)を引き起こします。