いくら電気代が安くても、購入後に後悔するポイントを把握しておかなければ意味がない。取材の中で見えてきた「意外な落とし穴」の代表格は、給水の手間と湿気対策だ。水タンクの容量には限りがあるため、強運転で長時間使用する場合は数時間おきの水補給が必須となる。水が無くなれば単なる小型扇風機と化す点は注意が必要だ。
さらに深刻なのがメンテナンス問題である。気化熱を利用する構造上、フィルターや水タンクに水が残ったまま放置すると、カビや雑菌の繁殖原因となる。シーズン中の定期的なフィルター乾燥や水洗い、そしてオフシーズンの完全乾燥は不可欠。これを怠ると、風から嫌な臭いが発生するリスクがある。手軽さを求めて買ったユーザーほど、この「お手入れの手間」にストレスを感じる傾向がある。