キッシュ作りで最も多い失敗が「中心部が固まらずドロドロの生焼け状態になる」というトラブルです。これを防ぐためには、オーブンの温度設定と下火の熱伝導が鍵を握ります。
基本の焼き時間は、180度に予熱したオーブンで35〜45分です。オーブンの下段に天板をセットして焼くことで、型の底面からしっかり熱が伝わり、パイ生地の焼き上がりとアパレイユの凝固が同時に進みます。焼き上がりの見極めは、型の中心に竹串を刺して確認してください。ドロッとした生の液体がついてこず、澄んだ肉汁のようなエキスが出れば焼き上がりのサインです。
焼き上がった直後のキッシュは中心部がフルフルと柔らかいため、すぐに切り分けると崩れてしまいます。粗熱が取れるまで20〜30分休ませることで、余熱で卵液が落ち着き、断面が美しいシャープなエッジを保ったまま綺麗にカットできます。