ユニクロ退任後の玉塚元一氏の経歴は、自らの手で事業を興し、困難な企業を再生させる「実践派のプロ経営者」としての歩みそのものでした。
2005年、同じくファーストリテイリング出身の澤田貴司氏(元ファミリーマート社長)とともに、企業再生・経営支援を手掛ける株式会社リヴァンプを共同創業。ロッテリアやクリスピー・クリーム・ドーナツの日本展開など、現場に深く入り込むハンズオン型の支援で数多くのヒットプロジェクトを創出しました。
その後、新浪剛史氏(現サントリーホールディングス社長)からの熱烈なラブコールを受け、2010年にローソンへ参画。副社長を経て2014年に代表取締役社長、2016年には会長兼CEOに就任しました。コンビニの枠を超えた健康志向商品の開発や成城石井の買収など、事業多角化を推進。三菱商事による子会社化のタイミングで同社を離れ、2017年にはゲームデバッグやサイバーセキュリティを手掛けるデジタルハーツホールディングスのトップに就任し、急成長するIT業界で構造改革を成し遂げました。