芹沢公園がオカルトファンやネットユーザーの間で「心霊スポット」として囁かれる背景には、この地が持つ特異な歴史的遺構が深く関係しています。
第二次世界大戦中、この一帯には「高座海軍工廠(こうざかいぐんこうしょう)」が設置され、局地戦闘機「雷電」などを製造するための巨大な地下壕(防空壕)が掘削されました。現在も公園の地下や周辺には壕の跡が残されており、歴史を物語る貴重な戦争遺跡として一部が保存・記録されています。
しかし、「戦時中の地下要塞」「立ち入り禁止の坑口」といったダークな要素は、怪談や都市伝説の格好の素材となりがちです。「地下壕で亡くなった作業員の霊が出る」「夜になると不気味な声が聞こえる」といった根拠のない怪奇談が創作され、それが「過去の事件・事故」のイメージと結びついて不気味な噂を補強していきました。