中野氏の若い頃の姿を振り返ると、現在のシャープで洗練されたイメージとは異なる、極めて素朴な研究者としての原点が見えてきます。
東京大学大学院医学系研究科で脳神経医学を専攻していた20代から30代前半、そしてフランス国立研究所(INSERM)で博士研究員として勤務していた当時の昔の画像では、ほとんど化粧気のないすっぴんに近い表情で、地毛を後ろで束ねた控えめなスタイルが印象的でした。フレームの目立たない眼鏡をかけ、機能性を最優先した装いは、まさに真摯に研究と向き合う学究肌そのものです。
転機となったのは、2010年代前半から本格化したメディア進出です。当初は黒髪のストレートヘアで出演していましたが、徐々にテレビ照明やスタジオのカメラ映えを計算したプロフェッショナルなヘアメイクへと移行。年齢を重ねるごとに垢抜け、知性と華やかさを兼ね備えた現在のスタイルを確立していきました。