小泉信子氏を語る上で欠かせないのが、甥にあたる小泉進次郎氏との深い関係性です。1982年に純一郎氏が離婚した後、進次郎氏と兄の孝太郎氏を引き取り、家庭内で母親代わりとして愛情を注いだのは長女の道子氏(信子氏の姉)でした。一方で、進次郎氏に「政治家としての骨格」を叩き込んだのは、紛れもなく信子氏でした。
進次郎氏が政界入りを決意した際、信子氏は挨拶回りから有権者の目線の合わせ方、演説時の声のトーンや身振り手振りに至るまで、自らのノウハウを徹底的に伝授しました。「言葉を短く、大衆の心に突き刺す」という進次郎氏独特の演説スタイルは、信子氏の指導の賜物です。
進次郎氏自身も周囲に「政治の師匠は信子伯母さん」と公言して憚らず、政治生命を左右する重大な局面では、今なお信子氏の教えを判断基準に据えていると伝えられています。