森慎二氏のプロ野球人生は、圧巻の奪三振ショーの連続でした。新日本製鐵君津から1996年ドラフト2位(逆指名)で西武ライオンズに入団。1年目の1997年から一軍に定着すると、最速150キロを超えるストレートと魔球スプリットで打者を牛耳り、守護神・豊田清氏とともに鉄壁のリリーフ陣を形成しました。
特にそのタフネスぶりと安定感は驚異的でした。2002年には71試合に登板して防御率2.07を記録し、最優秀中継ぎ投手のタイトルを獲得。翌2003年も2年連続となる同タイトルに輝くなど、パ・リーグ連覇の立役者となりました。1998年、2000年、2002年、2003年と4度にわたってシーズン60試合登板をクリアし、ライオンズのピンチをことごとく救い続けました。
日本プロ野球(NPB)での実働9年間における通算登板数は431試合。44勝44敗50セーブ、防御率3.60、通算581奪三振という堂々たる数字を残しました。どんな過酷な場面でも涼しい顔でマウンドに上がり、腕を振り抜いて三振を奪うその雄姿は、西武ファンにとって絶対的な安心感の象徴でした。