出所から約20年が経過した2018年8月19日夕方、湊伸治(当時45歳)は埼玉県川口市の路上で再び凶行に及びます。駐車場所や車の移動をめぐって口論となった30代の男性知人に対し、激昂して暴力を振るいました。
湊伸治は車内にあった折りたたみ式ナイフ(刃渡り約8cm)を取り出し、相手男性の肩や首元を切りつけ、全治不詳の傷害を負わせました。通報を受けて駆けつけた埼玉県警により、殺人未遂の現行犯で再逮捕される事態となったのです。
取り調べに対して「刺すつもりはなかった」と殺意を否認。さいたま地方裁判所での公判では、殺意の認定をめぐって争われましたが、最終的に傷害罪などが適用され、懲役1年6月の実刑判決が言い渡されました。過去の凶悪事件を経験しながらも凶器を用いて他者を傷つけた事実は、再犯防止教育の難しさを改めて露呈させました。