大塚範一さんといえば、1994年4月の番組開始から『めざましテレビ』の初代メインキャスターを17年半にわたって務め上げた功績が広く知られています。八木亜希子アナや小島奈津子アナ、高島彩アナ、中野美奈子アナといった歴代の女性アナウンサーたちとの息の合った掛け合いや、「今日も元気にいってらっしゃい!」という明るい呼びかけは、平成の日本の朝に欠かせない定番の光景でした。
特に大塚さんの人柄を象徴していたのが、全国各地の旬の味覚を豪快に食べ尽くす名物コーナー「めざましファクトリー」や各地の中継企画です。常に笑顔を絶やさず、スタッフや共演者を温かく包み込むリーダーシップで番組を民放トップの視聴率へと押し上げました。
しかし、2011年11月の緊急入院を機に番組を離脱。当時は早期の現場復帰を目指していたものの、病状の深刻さと治療の長期化を鑑み、2012年3月をもって正式に番組のメインキャスターを降板することとなりました。視聴者への直接の生放送での別れの挨拶は叶いませんでしたが、電話口から届けられた「必ず元気になって戻ってきます」という力強いメッセージは、今も多くのファンの胸に深く刻まれています。