ふたりの原点を語る上で欠かせないのが、1990年代末の工藤静香 木村拓哉 馴れ初めです。当時、国民的アイドルグループの絶対的エースとしてドラマ界の頂点に君臨していた木村拓哉と、80年代後半のおニャン子クラブ時代からソロシンガーとしてヒットを連発していた工藤静香。ふたりの距離を劇的に縮めた決定打は、サーフィン 共通の趣味でした。
芸能界屈指のサーファーとして知られていた工藤静香のグループに木村拓哉が合流する形で交流が深まり、海という飾らないフィールドでふたりは急速に心を通わせていきました。1970年4月生まれの工藤静香に対し、木村拓哉は1972年11月生まれ。ふたりの間には工藤静香が2歳年上という年齢差が存在しますが、自立したプロフェッショナルとして芸能界の荒波を生き抜いてきた工藤の包容力と精神的なタフさは、多忙を極めていた木村にとって最大の癒やしと精神的支柱になったと伝えられています。
そして2000年12月5日、世間を震撼させた結婚会見 記者会見が開かれます。所属事務所の反対や世論の猛反発が予想されるなか、木村拓哉はさいたまスーパーアリーナでのコンサート終了直後、単独で無数のフラッシュの前に立ちました。報道陣から「お相手は工藤静香さんですか?」と問われた木村が、一切の迷いを見せず言い放った言葉は、平成芸能史の伝説として刻まれています。
「それ以外に誰がいるんですか?」
妊娠発表を伴う電撃婚でありながら、自らの言葉でパートナーを守り抜いたこの男気あふれる会見は、ふたりの絆が単なる一時的な熱狂ではないことを世に証明しました。