このブームの波は、茨城県水戸市をはじめとするゆかりの地にも大きな変化をもたらしている。2026年、水戸市内ではAR(拡張現実)技術を活用した「歴史散策ポータル」などの新しい観光施策が大きな話題を呼んでいる。
スマホをかざすと、史実の佐々宗淳や安積澹泊が画面上に現れ、大日本史編纂の裏話や光寀とのエピソードを語りかけてくる。従来のシニア層を中心とした歴史観光から一転、テクノロジーとポップカルチャーが融合した体験型スポットとして、若年層や外国人観光客の足が伸びている。街角に立つ助さん格さんの銅像の前では、決めポーズを真似して写真を撮り、SNSに投稿する若者の姿が日常の風景となった。