このムーブメントの原点を辿ると、タレントでミュージシャンのマキタスポーツ氏の存在に行き着く。彼がラジオ番組や自身のWebメディアで「どん兵衛は10分放置すると圧倒的に旨くなる」と提唱したことが、すべての始まりだった。当初は半信半疑だったリスナーたちも、実際に試すとその予想外のクオリティに驚愕。口コミは瞬く間に広がっていった。
さらにこの熱狂に油を注いだのが、映画『君の名は。』で世界的ヒットを飛ばしたアニメーション監督の新海誠氏だ。新海氏がX(旧Twitter)上で「10分どん兵衛、おいしい…」と呟いたことで、ファンの間で爆発的な拡散が発生。インフルエンサーや一般ユーザーがYouTubeに次々と検証動画を投稿し、即席麺の調理時間をあえて伸ばす試みは社会現象へと発展した。