人気の裏で常に影を落とすのが、買い占めと転売の問題だ。特に「ロット買い」と呼ばれる、1店舗のくじ(約70〜80枚)を全て買い占める行為は、一般のファンが購入する機会を奪うとして長年議論の対象となってきた。2026年、バンダイスピリッツやセブン-イレブン本部は、より厳格な転売対策を打ち出している。
購入制限の厳格化(1人につき1回5〜10回まで)や、店舗での会計時における本人確認アプリの連携、さらにはフリマプラットフォームとの包括的提携による「未発売商品のフリマ出品即時削除」などが功を奏しつつある。だが、転売グループ側も複数人での回し引きや地域を跨いだ回収ネットワークを構築するなど、いたちごっこは続いている。純粋に作品を愛するファンに手渡る環境をいかに守るか、業界全体の課題は残されたままだ。