日本の農業従事者の平均年齢はすでに68歳を超えており、労働力の確保は一刻の猶予もない。収穫や選別、荷造りといった重労働をいかに自動化するか。この課題に対し、ロボティクス技術の導入が進んでいる。
画像認識技術を搭載した自動収穫ロボットは、熟したトマトだけを見極めて傷つけずに摘み取ることができる。夜間にロボットが稼働し、人間は日中に管理やマーケティングに専念するという役割分担が、先進的な農場ではすでに現実のものとなっている。労働環境の劇的な改善は、農業を「きつい仕事」から「スマートなビジネス」へと変貌させている。