木嶋佳苗の拘置所生活を語る上で、世間を最も驚かせたのが異例の「獄中結婚」の繰り返しです。彼女は逮捕・収容後、これまでに3度の婚姻関係を結んでいます。
最初の獄中結婚は、一審の死刑判決後に支援者となった60代の男性でした。この男性とは後に離婚し、その後、別の支援者男性との養子縁組や再婚を経て名字を変えています。そして2018年、死刑確定後に3度目の再婚相手となったのが、『週刊文春』の現役デスク(当時)の男性でした。
男性デスクは取材を通じて彼女と深く関わるようになり、手記の連載や単行本化を手がける過程で婚姻届を提出するに至りました。死刑囚にとって外部との連絡窓口を確保する上で、親族(配偶者)となることは極めて実利的な意味を持ちます。しかし、単なる打算だけでなく、男性側も彼女の知性や文章力、特異なパーソナリティに強く惹きつけられた結果であると報じられ、メディア業界にも大きな衝撃を与えました。