描かれているのは、画面を突き抜けるように配置された巨大な松の木と、その枝に集う猛禽類だ。この構図は、国宝「桧図屏風」にも通じる永徳ならではの「大画様式」そのものと言える。見る者を圧倒するスケール感と、画面から飛び出してきそうな生命力。天下人たちがこぞって彼に城の装飾を依頼した理由が、この一枚の屏風からも痛いほど伝わってくる。荒々しい筆遣いの中に、どこか繊細な哀愁が漂うのも晩年作の特徴だ。
【インスタ画像】 狩野 永徳 最新写真集&動画まとめ #803
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