テレビ局が毎週月曜の朝に一喜一憂していた世帯視聴率の時代は、事実上幕を閉じた。現在の業界関係者が熱視線を送るのは、TVerをはじめとする見逃し配信の再生数、そしてNetflixやU-NEXT、Disney+といったグローバルプラットフォームにおける国内・国外の総合順位だ。どれだけ地上波のリアルタイム視聴が落ち着いていても、配信側で数百万、数千万回と回る作品が続出している。
特に注目すべきは、作品に対する「熱量」の可視化だ。単にテレビをつけていただけの層ではなく、自発的にアプリを開き、作品を選択したアクティブな視聴者の行動データが重視されるようになった。SNSでのハッシュタグ投稿数やコメント欄の熱狂、さらには二次創作の波及効果までがスコア化され、真の人気作品として浮き彫りになる構造が定着している。