今回の交通混乱の引き金となったのは、米軍が2026年初頭から段階的に導入を進めている新たな車両認証システムの本格稼働だ。従来の手動によるID確認から、車載カメラとAIを用いた多角的なデジタル認証へと切り替えが行われたものの、運用初期特有の機械トラブルや読み取りエラーが頻発。結果として、1両あたりのゲート通過時間が従来の1.5倍に延伸することとなった。
「朝7時を過ぎると、知花交差点からゲートまでまったく動かなくなる。以前なら15分で通過できた区間に40分以上かかる」と、近隣の配送会社に勤務する40代のトラック運転手は吐露する。出勤ラッシュ時のピークタイムには、基地内に通勤する軍属関係者だけでなく、基地内工事を手がける民間事業者の大型車両が殺到し、ボトルネック現象が加速度的に悪化している。