アイコラやディープフェイクの被害は、芸能界だけに限られません。一般の人も、SNSに投稿した写真を勝手に使われる可能性があります。学校、職場、地域コミュニティで画像が加工され、嫌がらせや脅迫に使われる事例も懸念されています。
生成AIの利用が広がるほど、「見たものを信じる」習慣は危うくなります。政治家の偽動画、企業トップの偽音声、災害時の偽画像など、社会全体に影響する情報操作も起こり得ます。芸能人のアイコラ問題は、単なるネットの悪ふざけではなく、デジタル時代の信頼をどう守るかという課題の一部です。
被害者に「有名人だから仕方ない」と言うのは誤りです。公の場で活動している人にも、人格と尊厳があります。作品や演技、発言への批評は自由ですが、本人の身体的イメージを無断で作り替えて消費することは、批評でもファン活動でもありません。