もしあなたがビジネスメールで「〇〇様は私にとって気の置けない取引先です」と書いてしまったらどうなるか。受け取った側が本来の意味を知っていれば「親しみを感じてくれている」と好意的に受け取るだろう。しかし、もし相手が誤用している5割の人間だった場合、「私は信用できない相手なのか」と激怒されるリスクがある。
ビジネスにおいて、このようなグレーゾーンの言葉を使うのは避けるのが賢明だ。リスクヘッジのためには、「気心の知れた」「何でも相談できる」といった、誤解の余地がない平易な表現に言い換えるべきだ。スマートなコミュニケーションとは、正しい日本語を使うことだけでなく、相手に誤解を与えない配慮そのものである。