2015年秋、東京・原宿の商業施設「カスケード原宿」に華々しく日本初上陸を果たしたローラズ・カップケーキ。オープン当初は数時間待ちの大行列を記録し、日本におけるカップケーキカルチャーの先駆けとなりました。しかし、その象徴であった原宿本店は2026年末に営業を終了しています。
この原宿本店の閉店理由について、飲食業界の流通関係者や当時の運営発表を総合すると、単なるブームの終焉ではなく「出店戦略のドラスティックな転換」が主な要因です。コロナ禍に伴うインバウンド需要の激減と都心型路面店の固定費リスクを背景に、同ブランドは実店舗を厳選し、急速に拡大するEC通販・冷凍配送モデルへと経営資源をシフトさせました。
現在、首都圏で実物を直接選んで購入できる常設実店舗として親しまれているのが舞浜イクスピアリ店です。東京ディズニーリゾートに隣接する立地特性もあり、パーク帰りの手土産や記念日スイーツ、誕生日サプライズのテイクアウト拠点として安定した人気を誇っています。加えて、全国の主要百貨店でのポップアップストア展開や、利便性の高いオンラインショップが日常的な購買を力強く支えています。