第2期森保ジャパンが採用し、国際的な評価を一変させたのが「攻撃的3-4-2-1」へのシステム移行です。
この戦術の核心は、守備時には素早く5バックへと可変して強固なブロックを築く一方、攻撃時には両ウイングバックが高い位置を取り、相手の守備ラインを押し下げる点にあります。左サイドの三笘薫や中村敬斗、右サイドの堂安律や伊東純也といった世界屈指のアタッカーが幅を取ることで、中央に位置する久保建英、南野拓実、鎌田大地らがハーフスペースでフリーになり、決定的なチャンスを生み出します。
さらにボランチの遠藤航や守田英正、田中碧らがピッチ中央でセカンドボールを回収し続けることで、試合の支配率を劇的に向上させました。センターバック陣も板倉滉や町田浩樹、冨安健洋をはじめとする対人能力とビルドアップ能力を兼ね備えたタレントが揃っており、攻守の継ぎ目がほとんど見当たらない完成度を誇っています。
招集メンバーの選考においては、単なるネームバリューではなく「欧州クラブでの直近の出場時間とコンディション」「戦術理解度の高さ」「複数ポジションをハイレベルでこなすユーティリティ性」が徹底的に重視されています。トップ下の激戦区や最前線の上田綺世、小川航基らの争いなど、どのポジションでも激しいスタメン争いが繰り広げられており、チーム内の健全な競争原理が機能しています。