インターネット上で「366日 ピアノ 楽譜 無料」と検索すると、海外の投稿サイトや動画共有プラットフォームで無数の楽譜データが見つかります。しかし、ここには学習者が知っておくべき大きな落とし穴が存在します。
第1に、著作権処理が行われていない違法アップロードの危険性です。JASRAC等の著作権管理団体を通じて正式に許諾されていないサイトからのファイルダウンロードは、セキュリティ上のリスクを伴うだけでなく、クリエイターへの正当な対価を阻害します。
第2に、アレンジの破綻と運指(フィンガリング)表記の欠落です。無料のユーザー投稿楽譜は、音楽理論を無視した不自然なコード進行や、人間の手の構造では物理的に演奏が困難な音配置になっているケースが散見されます。間違った運指で無理に練習を続けると、手首の腱鞘炎などを引き起こすリスクすらあります。
確実な上達を目指すのであれば、ヤマハ「ぷりんと楽譜」や公式スコアブックなど、プロの編曲家が校閲した正規版楽譜(1曲あたり数百円程度)を購入して使用するのが、結果的に最も時間と労力を無駄にしない選択肢です。