「仕事が面白くなってきた時期だからこそ、本当に悩んだ」。都内のIT企業でプロジェクトマネージャーを務める女性(41)は、そう振り返ります。女性の社会進出と定着が進んだ結果、1人目の出産年齢自体が全体的に上昇しています。その結果、自ずと2人目を意識するタイミングも40代前後にずれ込む構造ができあがりました。
かつては「早く産み終えるべき」という無言のプレッシャーがありましたが、今は違います。職場で一定のポジションを築き、育休からの復帰ルートやリモートワークの体制が見えているからこそ、「今ならもう1人いけるかもしれない」という自信が生まれるのです。しかし、それは同時に、管理職としての責任と乳幼児育児という、過酷なマルチタスクの始まりでもあります。