幻覚とは?錯覚との違いや原因・受診の目安を専門記者が徹底解説

幻覚とは?錯覚との違いや原因・受診の目安を専門記者が徹底解説

幻覚とは?錯覚との違いや原因・受診の目安を専門記者が徹底解説について押さえておきたい 事実を厳選して解説いたします。

Q1:疲れや寝不足だけで幻覚が見えることは本当にありますか?
A1:はい、起こり得ます。極度の疲労や数日間の徹夜状態では、覚醒時にもかかわらず脳が部分的にレム睡眠状態に入る現象(入眠時・覚醒時幻覚や微小睡眠)が生じます。影が人に見えたり、短い羽音や呼名が聞こえたりすることがありますが、十分な睡眠と休養を取り、過度なカフェイン摂取を控えることで速やかに消失する場合は過度な心配はいりません。ただし、休息をとっても続く場合は医療機関の受診をお勧めします。

Q2:高齢の親が「知らない子どもがいる」と訴えます。どう対応すべきですか?
A2:頭ごなしに「誰もいない」「ボケたの?」と否定するのは厳禁です。本人は本気で知覚しているため、否定されると不信感や興奮が強まります。「私には見えないけれど、怖い思いをさせてごめんね」と安心感を与え、部屋を明るくする、カーテンを閉めるなど視覚的な刺激を減らしてください。その上で、レビー小体型認知症などの可能性を考慮し、脳神経内科やもの忘れ外来への受診相談を進めましょう。

Q3:本人が幻覚を自覚しておらず、病院に行くのを頑なに拒否する場合はどうすればよいですか?
A3:「幻覚を治すために精神科へ行こう」と説得すると拒絶されやすくなります。「最近よく眠れていないみたいだから、睡眠の相談に行こう」「体調が心配だから内科で血液検査をしてもらおう」といった、本人が受け入れやすい体調不良を名目に受診を促すのが有効です。また、受診前に各自治体の「精神保健福祉センター」や「地域包括支援センター」へ家族だけで事前相談を行うことも推奨されます。

鈴木 陽菜
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鈴木 陽菜

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