富裕層が健康管理に投じる金額として、ハイメディックの会員権は決して安価ではない。入会金、預託金、年会費を合わせれば数百万円規模の資金移動を伴う。だが、この数字を見て眉をひそめる者は、ここを利用する層には一人もいない。彼らが買っているのは検診という行為そのものではなく、「将来起こりうる致命的な健康リスクを最小化する確証」だからだ。
提供される検診コースは、全身の微小な病変をあぶり出す緻密なプログラムで構築されている。一般的な法定健診では到底見つけられないミリ単位の異変を特定するため、半日以上の時間をかけて受診者一人ひとりの体を徹底的にスキャンしていく。この濃密な時間こそが、多忙を極めるビジネスパーソンにとっての確かな保険となっている。