日本国内における視聴環境も激変の渦中にある。北米開催に伴い、日本時間でのキックオフは早朝から午前、あるいは正午前後となる試合が多い。地上波テレビ中継の枠組みはどうなるのか。公共放送としての役割を担うNHKの生中継カードの選定はもちろんのこと、前大会で旋風を巻き起こしたABEMAがどのような配信フォーマットを用意するのかに注目が集まる。
さらに、国内外の主要リーグを独占配信するDAZNなどの動画ストリーミングサービスも、ハイライト配信や専門番組を含めた多層的なアプローチを仕掛けている。テレビの前に座る従来型の観戦から、スマートフォンやタブレットを片手に出勤前や外出先でチェックする視聴スタイルへのシフト。巨額の放映権料が絡むサッカービジネスの力学が、日本のメディア地図を急速に書き換えている。