イングランドのフットボール界において、伝統的なストライカー像は崩壊しつつある。力で相手センターバックをねじ伏せるだけの時代は終わった。現代の9番に求められるのは、ビルドアップへの関与、広大なエリアをカバーする運動量、そして一瞬の隙を突く狙撃手としての精度だ。
192センチの長身でありながら、サイドに流れて仕掛けるドリブルはウインガーそのもの。ペナルティエリア外からのミドルシュートもあれば、狭い局面を打開するスルーパスもある。守備者からすれば、間合いを詰めるべきか引くべきか、判断を下した瞬間に置き去りにされる。