納豆の健康パワーを余すことなく取り込むためには、調理や食べ合わせのちょっとした工夫が鍵を握ります。
よく議論になるのが「納豆に生卵を入れてよいのか」という点です。生の卵白に含まれる「アビジン」という成分が、納豆のビタミンB群の一種である「ビオチン」の吸収を阻害するという説があります。しかし、日常的に1日1個程度の生卵を混ぜる分には深刻な欠乏症を起こす心配はほぼありません。どうしても気になる場合は、「卵黄のみを混ぜる」か、「加熱調理した卵を別皿で添える」のが栄養面で最も無駄のない選択です。
また、ナットウキナーゼは熱に弱く、70℃以上で急激に活性を失います。炊きたての熱々ご飯に直接乗せて長時間放置すると酵素の働きが低下するため、ご飯を少し冷ますか、小鉢に取り分けて食べる直前にご飯と合わせるのが賢い食べ方です。
相乗効果を高めるおすすめのちょい足し素材としては、発酵食品同士で腸活を加速させる「キムチ」や、善玉菌のエサとなるオリゴ糖を含む「ネギ」、脂溶性ビタミンの吸収を高めつつ血管を守る「オリーブオイル(またはアマニ油)」が最適です。