館内外を見渡して最も視線を集めるのが、戦後日本が誇る国産旅客機YS-11の全貌だ。高度経済成長期の日本列島を駆け巡り、日本のものづくりの意地を示した名機である。風雨を耐え抜いてきた金属外板の質感や、整然と並ぶリベットの痕跡は、機械という枠を超えてある種の神聖さすら漂わせる。
さらに館内には、太平洋戦争時の技術の結晶である零式艦上戦闘機の復元模型や、現代における小型ビジネスジェットの革新として世界中を驚かせたホンダジェットの技術展示が並ぶ。半世紀以上の時を隔てた名機たちが同じ空間で共存する光景は、日本の航空技術の進化と挑戦の軌跡を一目で感じ取れる圧巻の一言だ。