夫を見送ってから月日が流れた現在、原日出子は自身の経験を隠すことなく語り、同じように喪失の痛みを抱える人々に寄り添う活動も行っている。メディアで放送された人物ドキュメンタリー番組では、涙を流しながらも「彼と一緒に生きた日々に一点の悔いもない」と語る姿が大きな反響を呼んだ。
グリーフケアに関する対話や、人生の後半戦をいかに生きるかというテーマの講演にも積極的に登壇。彼女の言葉は、飾らない率直さと深い慈愛に満ちており、多くの人々に前を向く勇気を与えている。哀しみを無理に消し去るのではなく、胸に抱きしめたまま歩み続けることの大切さを、彼女自身が身をもって証明しているのだ。