音楽の聴き方がデジタルへ移行した現在、Spotifyなどのストリーミングサービスでは90年代J-POPのリバイバルが起きている。若い世代のリスナーがプレイリストを通じて『PRIDE』に出会い、その背景にある壮絶なドラマをネットで検索して驚愕するケースが後を絶たない。
さらに、Netflixをはじめとする映像配信プラットフォームで当時のカルチャーやアーカイブが注目を集める中、過去の騒動は容易に風化しないデジタルタトゥーとして蘇る。彼女の音楽カタログを管理するユニバーサルミュージックや、長年マネジメントを手がける所属事務所「IRc2 CORPORATION」も、この歴史的事実に対して一切の公式な釈明をせず、沈黙を守り続けている。
語らないことで守られる矜持と、検索によって暴かれ続ける生々しい事実。現代の情報空間において、過去の愛憎劇は永遠に更新され続けるコンテンツと化している。