NHK NEWS WEBなどの世論調査が示す数字と、SNS上で爆発する熱狂との間には、時に決定的なズレが生じる。オールドメディアの調査では手堅い実務経験や安定感が評価される一方、デジタル空間では妥協なき変革や強い発信力を持つ政治家が熱狂的に支持される。
物価高や実質賃金の伸び悩み、エネルギー安全保障、緊迫する東アジア情勢など、国民生活を取り巻く現実はあまりにも過酷だ。有権者が求めているのは、耳触りの良いスローガンではなく、痛みを伴う改革を断行できる覚悟である。ネット世論が政局を動かす現代において、世論のトレンドを読み違えた政治勢力は一瞬で淘汰される運命にある。