『Mr. Blue Sky』の魅力を語る上で絶対に外せないのが、楽曲の終盤に登場するヴォコーダー(音声合成装置)によるロボットボイスだ。一見すると「Mr. Blue Sky...」と繰り返しているように聞こえるこのフレーズだが、実は全く異なる言葉が囁かれていることをご存知だろうか。
機械音を音響解析すると、聞こえてくるのは「Please turn me over(どうか僕を裏返してください)」という英語だ。1970年代当時、この曲は2枚組LPレコードの「Side 3(3面目)」のラストを飾っていた。つまり、レコードの針が上がり、盤面を裏返して最後の4面目を聴いてほしいという、ジェフ・リンのお茶目な遊び心とメタメッセージが込められていたのだ。ストリーミング全盛の2026年現在、このアナログ時代のアナウンスを知ったリスナーの間で「最高のイースターエッグ」と話題を呼んでいる。