世界的な平和度を評価する指標として国際的な基準となっているのが、豪州を拠点とする調査機関である経済平和研究所が発表した世界平和度指数2026だ。創設者であるスティーブ・キレレア氏が提唱した「積極的平和(Positive Peace)」の概念に基づき、軍拡の度合い、国内の紛争、そして暴力犯罪率など23項目の指標を総合的にスコア化している。
長年トップを守り続けるアイスランドの安定感は相変わらずだ。しかし、上位常連と思われている北欧諸国の内部では明暗が分かれている。スウェーデンなど一部の国では、移民コミュニティの孤立化やギャング抗争の過熱が表面化しており、従来の安全イメージとは裏腹の緊張感が漂う。一方、日本は依然として高い水準を維持しているものの、街頭犯罪以外の「目に見えないリスク」が微増傾向にある。