太陽が沈んだ後の池袋でも、野菜を巡る熱狂は終わらない。西口や南池袋の路地裏には、深夜まで営業する「こだわり野菜バル」が暖簾を掲げ、仕事帰りのビジネスパーソンやカップルで賑わっている。
ここでは、単なるサラダメニューの域を超えた創作料理が味わえる。例えば、じっくり時間をかけてローストした丸ごと新玉ねぎのグリルや、カーボロネロ(黒キャベツ)とナチュールワインのペアリング。シェフの豊かな感性によって、野菜がメインディッシュ以上の圧倒的な存在感を放つ。「お酒を飲みながらでも体に優しいものを摂りたい」という現代人のニーズを鮮やかに射止めている。