医学学術文献プラットフォームのPubMedに蓄積された最新の分子免疫学データによると、トマトによるアレルギー反応は、感作されている花粉の種類によってメカニズムが異なることが明らかになっている。
春先に症状が出る人はスギ花粉との交差反応が疑われる一方、初夏から秋口にかけて悪化するケースでは、道端や河川敷に自生するカモガヤなどイネ科雑草の関与が濃厚だ。カモガヤ花粉に含まれる主要アレルゲンとトマトのプロフィリンはアミノ酸配列の相同性が高く、一度イネ科花粉に感作されると、トマトだけでなくメロンやスイカに対しても同様の過敏反応を示す「ラテックス・フルーツ症候群」類似のドミノ倒しが体内で生じやすくなる。