地域の高齢化や核家族化に伴い、家庭内で枝を立ててまゆ玉を飾る風景は一時減少の一途をたどっていた。この危機感から立ち上がったのが「信州伊那谷のまゆ玉飾り継承プロジェクト」だ。
このプロジェクトでは、地元の小中学校や保育園での出前授業を開催し、子どもたちが実際に団子を丸めて枝に飾る体験プログラムを提供している。自らの手で作り、飾る楽しさを通して、地元の歴史に誇りを持ってもらう狙いがある。参加した小学生からは「おばあちゃん家で見た飾りを自分で作れて楽しかった」「蚕の歴史を知ってびっくりした」といった声が上がっており、草の根の活動が実を結びつつある。