シリーズ存続を巡る議論において、避けて通れないのが東映京都撮影所における制作費の問題です。京都の撮影所を拠点とする撮影は、東京近郊でのロケを中心とする一般的な現代ドラマに比べ、スタッフ・キャストの長期滞在費や移動費、歴史ある撮影所特有の人件費など多額のコストが発生します。
さらに、東映京都撮影所周辺の再開発計画や施設の老朽化、時代劇や京都ミステリーを支えてきた熟練技術者の世代交代など、現場を取り巻く環境は大きく変化しています。テレビ局の制作費削減プレッシャーが強まる中、全20話を超えるような大型シリーズを毎年維持することが構造的に難しくなってきた側面は否定できません。
現在は、セットの共用化やデジタル技術の導入による撮影日数の短縮など、クオリティを落とさずにコストを最適化する制作体制の効率化が進められています。