年齢別の成績において、近年ひときわ輝きを放っているのが「3歳馬」の存在です。過去20年で3歳馬は古馬に対して斤量面で2kgの恩恵を受けており、秋の激戦を経た歴戦の古馬たちをスピードと勢いで圧倒するシーンが目立ちます。特に菊花賞からの直行組や、天皇賞(秋)で好走した3歳トップクラスは勝率・連対率ともに驚異的な数値を叩き出しています。
また、かつては「冬の中山芝2500mはタフすぎて牝馬には過酷」と評されていましたが、その常識は完全に過去のものとなりました。ダイワスカーレットの逃げ切り以降、ジェンティルドンナ、リスグラシュー、クロノジェネシスと牝馬の優勝が相次ぎ、牝馬の単勝回収率・複勝回収率は牡馬を大きく上回る水準へとシフトしています。現代競馬においては、トップ牝馬の充実度とパワーを軽視することは致命傷になりかねません。
前走ローテーション別に見ると、主力ステップは以下の3つに集約されます。
1. 天皇賞(秋)組:近年最も好走率が高く、間隔にゆとりがあるため余力十分で臨める最強ローテ。
2. ジャパンカップ組:出走頭数が最多の王道ローテだが、前走激走の反動や中山替わりでの適性変化の見極めが鍵。
3. 菊花賞組:3000mを走り抜いたスタミナと斤量恩恵を武器に、鮮烈な一撃を放つ好配当の使者。