経営的な視点に目を向けると、ホテルニューさくらはリーズナブルな価格帯で知られる「伊東園ホテルズ」グループの傘下に入り、多くの観光客を受け入れる人気宿として安定した稼働を続けている。栃木県日光市の温泉街全体が廃業宿の撤去や街並みの再開発を進める中、同ホテルは低価格で食事が楽しめるコスパ重視の宿として、ファミリー層やシニア層から熱い支持を集めてきた。
地域経済を支える観光業にとって、インターネット上の無根拠な噂は決して無視できない死活問題だ。廃墟と化した周辺の一部の物件が心霊スポットとして若者の間で話題になる煽りを受け、営業中の健全なホテルまで巻き込まれて風評被害を受ける構図は、ホテル業界全体が直面する現代の病理とも言える。