TOKYO MXの電波法上の放送対象地域は「東京都」のみです。しかし、東京スカイツリーから送信されている出力3kWの電波は、都県境を越えて周囲へ漏れ出す「スピルオーバー」を起こしています。
そのため、神奈川県、埼玉県、千葉県、茨城県の一部地域でも、高性能のUHFアンテナを東京スカイツリー方向に向けることで直接受信が可能です。実際、南関東の広範囲において通常の地上デジタル放送として親しまれています。
「東京都内や近郊に住んでいるのにMXだけ映らない」という場合、主な原因は以下の3点に集約されます。
第1に、アンテナの向きと受信強度不足です。近隣の地方局(チバテレ、テレ玉、tvkなど)の送信所とスカイツリーの方角が異なる場合、アンテナの指向性からMXの電波を拾いきれていないケースがあります。第2に、集合住宅の共同受信設備による帯域カットです。古いマンションでは東京スカイツリーの物理チャンネル(16ch)がフィルターで減衰されていることがあります。第3に、ビル陰などの地形的要因です。
電波受信が難しい地域の対策としては、J:COMなどのケーブルテレビ網(CATV)や、フレッツ・テレビ、ひかりTVといった光回線テレビサービスの導入が確実です。これらを経由すれば、アンテナ受信が困難なエリアでもクリアな映像を受信できます。