今でこそ巨大フランチャイズの代名詞となった作品群だが、その原点は徹底した「インディペンデント精神」にあった。
1970年代初頭、映画会社スタジオの干渉に辟易していた若いルーカスは、メジャー資本から距離を置き、自らの制作会社ルーカスフィルムを設立。『アメリカン・グラフィティ』の予想外の大ヒットで得た資金と信用をテコに、映画史に残る賭けに出た。
それが『スター・ウォーズ』における「続編権」と「マーチャンダイジング(キャラクターグッズ販売)権」の確保だ。当時の映画会社にとってはおまけに過ぎなかった権利を握ることで、彼は自らのクリエイティブな自由を買い取った。スタジオに口出しされない資金力を手に入れたルーカスは、ハリウッドの巨頭でありながら、誰よりも頑固な独立系映画監督であり続けたのだ。