本作の最大の魅力は、主演の小雪さんと松本潤さんが生み出した唯一無二の空気感、そして今では主役級となったキャスト陣の豪華な共演にあります。
小雪さん演じるスミレは、東大卒で大手新聞社に勤める才色兼備のキャリアウーマン。しかし、プライドの高さと不器用さゆえに失恋と左遷を同時に経験し、心に深い傷を負います。そんな彼女がマンションの前で拾ったのが、ダンボール箱に捨てられていた傷だらけの青年・武志(松本潤さん)でした。
「ペットとしてなら置いてもいい」という奇妙な提案を武志が受け入れ、かつて飼っていた愛犬「モモ」と名付けられたことから二人の生活が始まります。頭を撫でられて嬉しそうに目を細める愛らしさと、ふとした瞬間に見せる大人の男の色気。松本潤さんが見事に体現したモモの二面性は、視聴者に強烈なインパクトを残しました。
さらに脇を固めるキャストも圧巻です。スミレの憧れの先輩であるエリート記者・蓮見滋光役を田辺誠一さん、スミレの恋敵となる後輩・白樺綾役を酒井若菜さんが好演。武志に想いを寄せるダンス仲間の女子高生・澁澤ルミ役には当時デビュー間もない石原さとみさん、さらに友人役として瑛太(現・永山瑛太)さんが出演するなど、2000年代ドラマ史を代表する顔ぶれが揃っています。