現在、新宿〜松本間の所要時間は最速列車で2時間20年代半ばを記録しています。山岳地帯を縫うように走る曲線区間が多い中央本線ですが、E353系に搭載された空気ばね式車体傾斜装置がカーブでも速度を落とさない走りを可能にしています。
ただし、停車駅の数によって所要時間は変動します。立川・大月・韮崎・下諏訪などにこまめに止まる標準タイプの便では約2時間35分〜2時間45分程度を要します。ビジネスなどで1分でも早く移動したい場合は、停車駅の少ない最速達便(号数が若い朝の下り便や夕方の帰宅時間帯の上り便など)をピンポイントで狙い撃ちするのが鉄則です。
また、アウトドア派やスキー客から根強い人気を誇るのが、1日1往復のみ運行される南小谷行き直通あずさです。朝8時台に新宿を出発し、松本から先の大糸線へ直通して終点の南小谷駅には昼過ぎに到着します。北アルプスの絶景を車窓から眺めながら乗り換えなしでアクセスできる貴重な列車であり、行楽シーズンには指定席が即座に満席となるほどの人気を維持しています。悪天候や強風時には大糸線区間のみ部分運休となるケースもあるため、最新の運行状況をJR東日本アプリ等で事前に確認しておくことが欠かせません。