ファンを最もヤキモキさせるのが、一度灯った数字が消え去る「消滅」と、再び現れる「再点灯」のメカニズムだ。首位チームが敗れた日に2位チームが勝利すると、自力優勝の可能性が2位チームに復活することがある。これがマジック消滅の真相だ。対象チームが負けたからといって即座に消えるわけではなく、追走するライバル球団の勝敗ラインが直接影響する。
2位以下のチームが連敗して自力優勝の権利を再び手放せば、何事もなかったかのように数字が再点灯する。消化試合数の違いや直接対決の勝敗によって数字が一気に2つ減る「ダブル減算」が起きる夜もあれば、足踏みが続いて停滞する週もある。計算上の数式を追うだけで、ペナントレースの緊迫感が手に取るように伝わってくるのだ。