小宮悦子氏の後任として1998年秋にサブキャスターへ就任したのが、元TBSの渡辺真理アナでした。1998年にTBSを退社した直後、他局出身のフリーアナウンサーがいきなりテレビ朝日の金字塔的番組のサブキャスターに就く抜擢は、放送界に大きな衝撃を与えました。
小宮氏のクールでシャープな佇まいに対し、渡辺氏は柔らかな物腰と飾らない人柄、そして卓越した言語化能力で番組に新たな息吹を吹き込みました。時に感情を高ぶらせる久米氏のトークを絶妙なユーモアで受け止め、視聴者の目線に引き戻すクッションとしての役割は見事であり、2004年3月の番組最終回まで5年半にわたり完走しました。
渡辺真理氏の現在の活動は、知性派アナウンサーとしての確固たる地位を保ちながら多岐にわたります。テレビの情報番組や教養番組へのゲスト出演、ラジオのパーソナリティをはじめ、読書家としての知見を活かした書評やエッセイ執筆、クラシック音楽や伝統芸能に関するシンポジウムでの司会進行など、文化的なフィールドで幅広く活躍しています。また、保護猫活動などの動物愛護活動にも深く携わっており、地に足の着いたライフスタイルが同世代から高い支持を得ています。