多度大社には、古くから「白馬伝説(はくばでんせつ)」が語り継がれています。かつて神様が白馬に乗って多度山に降り立ち、人々の願いを神に届け、神の恵みを人々に運ぶ使者として白馬が活躍したという言い伝えです。今でも多度大社では白馬が「神馬(しんめ)」として大切に飼育されています。
参道を進むと左手に現れる「神馬舎」では、純白の神馬が参拝者を出迎えてくれます。神馬舎前では神馬へのお供え用としてにんじんの授与(1皿200円前後)が行われており、直接にんじんを差し出してふれあう体験は子どもから大人まで大人気です。神馬が健やかに過ごす姿を眺めるだけでも、心が洗われるような穏やかな空気に包まれます。
多度大社のご祭神は、伊勢神宮(内宮)に祀られる天照大御神の御子神である天津彦根命(アマツヒコネノミコト)です。父神・天照大御神との深い神縁から「北伊勢大神宮」とも称され、北伊勢地方随一の格式を誇ります。
期待できるご利益は多岐にわたり、古くは雨乞いや水神としての信仰から発展した五穀豊穣・産業繁栄・商売繁盛をはじめ、白馬の力強さにあやかる勝運向上・交通安全・厄除開運、さらには別宮の一目連神社(イチモクレンジンジャ)が司る眼病平癒・天候祈願など、人生の転機を支える強力な守護の力が信じられています。